家賃を全然お支払いしない困った入居者さん。
さらに困ったことは、なかなか連絡が取れない。なんでも事情があり、プリペイドカードの携帯を使っているとか。

今時プリペイドカードを使う人はスパイぐらいしか思いつかないのだが、信用情報ボロボロで通常の契約ができないのだろう。
築古で家賃を安く貸し出すと、このレベルの属性を覚悟しないといけないということですね。

埒があかないので緊急連絡先の実家に連絡。比較的品の良い、ちゃんとした人が出た。話によると、学生時代に家を出てから、ほとんど家に帰ることもなく、今どこで何をしているのか、知らなかったそうで。便りのないのは良い便りと思っていたところ、このバッドニュース!

びっくりするのは当然なわけですが、なんとなしてもらわないといけません。ところが、成人した大人ですから、わたしは保証人でもないですし、当人同士で解決を、と、ずいぶん突き放したような言い方。まずは人としての防御反応が出たのか?とはいえ、真っ当なロジックです。

しかしながら、この入居者はおそらく家を出てからこのような処世術で生活してきて、まともな生活をしてないわけで、今後もおそらくこのような生活を繰り返すのだろうと。もう一度親の監督がいるんじゃないかと、そんな話をして第1ラウンド終了。お母さんも心の整理が必要でしょう。

そして第2ラウンド。お母様は保証人となって退去後必ず返済すると。ひとまず言質は取れた。

そして問題の入居者。猫を飼っているため、引っ越し先が決まらないとか。そして、日当1万そこそこの力仕事で、交通費、朝昼晩飯代など差っ引くと手元に残るのが6000円程度。しかも仕事が雨降るとできない職種。梅雨の時期は仕事が減る。かなり厳しい生活ではある。

しかし、彼の信用だと、引っ越し先の家を借りることはできるのだろうか?ドヤ街でも紹介しようかと思ったが、最近はバックパッカーなどの旅行者用ホステルになりつつあり、1ヶ月泊まるとウチより高い!

実家に帰って再起してもらうしかない。