私の不動産投資の作戦はできるだけ借金しない。銀行でチリにもならない利息で眠っている預金を使って、激安中古戸建を購入し、再生して利回り20%を目指すというもの。
おのずと決済は現金となり、契約会場の不動産屋まで札束を抱えて訪問。実はこの移動時間が一番緊張する。契約に際して、いろいろな説明を聞いて、約1時間。自分の名前、住所を数カ所に書いて、晴れて一号物件購入完了。
売買完了後、ファミレスでささやかなお祝いをして、一号物件に即移動。雨樋、屋根修理業者、畳屋さんと打合せだ。
雨樋は一階も二階も無いので足場は必須。足場かけるなら外壁塗装もやってしまうか?と欲が出るが、利回りを考えるとそんなこともできない。
とりあえず1社目。とても不思議なキャラのおじさん二人。
「ウチはサーモグラフィーですぐ点検できますよ!」
この最新兵器で外壁をみる。
「あー、映ってますねー、おー。」
と言うものの、何がどうなのか全く説明しない。
その間、もう一人は隣のおばあちゃんと畑談義。自由すぎる。
雨漏り箇所に連れていくも、天井裏にはいったりすることもなく、ぽかんと眺めている。
その後、サーモ男は自由人を呼び寄せ、
「いいご提案差し上げたいから、パンフ持ってきてー」
そして、出てきたのは外壁塗装パック49.8万円。雨漏り相談したはずなのだけど、外壁塗装を進められる。なんなのだ、こいつら。
一通り、説明を聞いてあげたあと、雨漏りはどうなんですか?と聞いても、顔を見合わせ、
「難しいんだよなあっ」
再び外壁塗装の提案に話を戻し、
「ウチはバイオ洗浄だからー」
「限定個数あるからー」
とイケテナイ営業トーク。
「こんなに契約をいただきましたよ」
と帳面も見せてくる。
うーん、初っ端からすごいのきたなあ、と困っていたら、
「僕ら諦めます。ここ遠いしー。」
と驚き発言。
やっと帰ってくれる、と思いつつも、外壁塗装と雨樋でどれくらい?とざっくり値段はいただく。
相場観がネット情報しかないから、情報を積み重ねるしかない。
次にやってきたのは、「屋根の修理」を売りにする業者さん。さっきとは打って変わって、非常に高いコミュニケーション能力の方。一階押入れから点検口を見つけ、入ろうとするも何かに引っかかって開かない。デジカメで中を撮影するが、なんとなく浸みているような浸みていないような。。。
次は2階ベランダから屋根にのぼり、瓦を少し剥がしてチェック。
一発目が逸材だったので彼に感動。彼にやってもらいたい、と心が動く。
しかし、いかんいかん。私は利回り星人。情で動いてはいけない。でも世のおばあちゃんは、若いお兄ちゃんが頑張ってたら、この人にお願い!ってお金払っちゃうんだろうなあ。
やはり雨漏りの特定は非常に難しいらしく、一番いいのは思いっきり雨が降っている時にみること。
この週末、台風予報なので、その結果を見てみよう、ということに。
そして最後は畳屋さん。本当は和室をフローリングにしようとしたのだが、畳を捨てるのに1畳あたり8000円ぐらいしてしまう!その価格なら表替えで綺麗になるんじゃ?と思い相談。幸い畳の中身はまだまだ使える、とのことで、これはグッドニュース。和室で綺麗に仕上げよう。
畳屋さんに紹介してもらった外装工事の人とも打合せ。庭をガレージにするのに一体いくらかかるのかドキドキ。。。30年間ほぼ放置されてきた庭には、大きく育った椿、よくわからない木がある。これを切って捨てるにもなかなか手間だ。このおじさんは特に巻尺で測定するでもなく、あー、この規模なら、これぐらいかなあ。でもこれ以下は無理、と。思っていたよりも安値だ。でも、すごい感覚値でやっているけど、大丈夫なのか?測定したり、もうちょっと調べたりとか、ないのかな?
別途外装工事屋さんにも相談しよう。
写真は、吹き抜けの玄関照明が絡まっている。なぜ?何年この状態なんだろう?